豊栄支部では
5月29日の総会終了後引き続き記念講演会を開催しました。
演題 「防災につなぐ地域活動」について
講師 北区防災士の会会長
鈴木良子様
講演の前に
北区総務課の浦松様より仙台で行われたイベントに参加してきた時のお話を伺いました。
東日本大震災から7年もたつと【忘れかけていたり】【もうしばらくはないだろう】との思いから震災、災害等のイベントには年々参加者が少なくなりつつあるそうです。
そんな中開催された【あれから7年スペシャルイベント】に参加してきたそうです。
仙台の皆さんは大勢のボランティアの皆さんに助けて頂きとても感謝しているそうです。
中でも新潟と神戸の皆さんにはとても感謝していると言われたそうです。
多くのボランティアの皆さんが支援に入っていたが、何をどうして良いか分からず指示を待って活動していたそうです。
震災経験のある新潟と神戸の方は被災者の方に寄り添い「いいんだよ!何もしなくてもいいんだよ!ゆっくりやすんで下さい」と声を掛け指示待ち無しで積極的に動いてくれたそうです。
「周りからそのように見られている新潟です。」と浦松さんはおっしゃいました。
ファッションショーの開催はブルゾンちえみさんの35億の曲にのって楽しく行われたそうです。
*毛布でガウンかわりに *ポリ袋で足の保温 *足元は新聞紙で作ったスリッパをはいて
*けがをしたところをラップで固定して押さえる *風呂敷で赤ちゃんを前抱っこ…等など
お話をお聞きして参加してみたいな~と感じました。
北区防災士の会会長 鈴木良子様
演題 「防災につなぐ地域活動について」
新潟県の新たな津波浸水想定断層等のお話しもお聞きしました。
佐渡北・佐渡西・佐渡西方・越佐海峡=津波断層モデル位置図
北区津波避難場所を確認しておきましょう。
津波が来ると新潟東港からの水が豊栄福島潟地区に向い(ピンクの線)上がってくる。
新潟東港~・豊栄IC・道の駅~豊栄新潟東港~福島潟へ逆流しすり鉢の底に水がたまったと同じようにいつまでも水が掃けない状態になる可能性もある。
日頃から自分の住んでいる地区の状況を把握して防災に繋げていかなければならないと感じました。
【日頃の交友関係が災害時には大きな力になる】
・ゴミ捨ての時などのひと声かけ
・地域のイベントに参加し友達をたくさん作り横のつながりを持つ
・地域作りは女性の力
・頭に入っている地域の事と目で見た感じは全く違います
【自分の命は自分で守る、誰も守ってくれない】
・たんすのある部屋では寝ない
・たんすは倒れます。テレビはとびます。 レンジは走ります。
・子供部屋の机は非常に大事である(即机の下に隠れること出来ます)
(ベットの下にスリッパや靴など用意されていると更にいいですね)
【高齢者が高齢者を助けるために】
・足腰を鍛えて避難所に歩いて行きましょう(ロコモ予防運動
・飲み込みを良くしましょう。避難所では特別な食べ物はありません。みんなと同じものを食べましょう
(早口言葉でお口の体操)
全員でビデオを見ながらお口の体操をしました。
最後に鈴木会長はおっしゃいます。
【個々のスキルやマスコミの力もお借りしながらこれから防災地域一番を目指して進めて行きたい!!】
改めて意識を呼び起こさせて頂いた総会後の素晴らしい講演でした。
6月17日(日)地域防災力向上事業「救援物資の仕分け・炊き出し」ワークショップが開催されます。
個々にではあるが消費者協会の一員として是非参加したいと思う。